進路確定

将来の夢:ヒモ

毎年エモい

9月に入ってからというもの、雨とか曇のはっきりしない天気の日が続いている。気温もセミの鳴き声を許さないくらい毎日低く、暑さにやられていた蚊が元気を取り戻して、バイトに行く僕の血を吸わんとしていた。

そんな夏と秋の狭間の時期に東京に行って良かったと思う。夏の空気と秋の空気。どちらが好きかと言われると、どちらとも言えない自分にとって、どちらの季節も一日で経験出来るこの時期の旅行は気分的に得をした気がするからである。電車に乗っているとその季節の境目がはっきりとわかる。秋から夏へ跨ぐ地域で乗り換える電車にはクーラーが付き始めるからだ。

”いつになっても、こうあるはずだから。いつになっても、こうあるはずだった。”と言う文章を前に何かの本で読んだ記憶がある。まさに季節の変わり目とはこの言葉の通りだと思う。だからこの時期は毎年エモいのである。加えて進路未確定将来不確定マンにとってはことさらエモいのである。

 

以上