進路確定

将来の夢:ヒモ

水族館の入場券

最近は本を読むために毎日図書館へ最低1時間は行くことにしている。

 

というのも、少し前の自分の生活を振り返ってみると「研究」「睡眠」「バイト」の3つでほぼ完結していて、毎日の生活に彩りがなかった。

なにか彩りが欲しくて考えた結果、その3つの軸に「読書」という新たな生活時間を入れることにしたのだ。

 

意外とこれは上手く行って、毎日惰性で暮らしていた僕に1つの楽しみが出来て生活にメリハリが付いた。

 

さて、その読む本はいつも図書館で読んでいるわけだが、借りるのもめんどくさい、、、というより期日を忘れて延滞しそうなので、いつも借りずに読むことにしている。でも毎回来るたびにページが分からなくなってしまうので、こっそり読み終わったページに付箋代わりのペンギンの絵が描かれている水族館の入場券(5月の新歓時期に行ったやつ)を差し込むことにした。

 

早々同じ小説を手に取る人もいないので、次の日に本のページを開くと、前日に読んだページでそのペンギンはいつもの無表情な顔で待っていてくれた。

 

だが今日は違かかった。

 

ペンギンがページの最後に勝手に移動していたのだ。これには唖然とした。「蟹工船」だとか「ノルウェイの森」だとか有名な本ならまだ分かるにしても、タイトルが如何にもふざけたタイトルの本だったからだ。

 

。。。今度からそのペンギンに吹き出しで「はさめたままでゴメンね!」とか書いておかないとダメだな。。。。。。

 

それでも、一つの本を知らない人と共有できるってどこか嬉しさもあった。これからは毎回ページを開くたびにペンギンが移動しているかチェックしないとだ。

 

毎日の楽しみがまた一つ増えた。